2002年 第27回宮下靖子バレエ団クリスマス公演 「くるみ割り人形」 (2)

【くるみ割り人形 ストーリー】
 

Story of The Nutcracker

クリスマスパーティー イメージ
 

クリスマスパーティー イメージ第1幕

◆クリスマスパーティー◆
 ドイツの小さな町のクリスマス・イブのことです。
スタルバウム町会議員夫妻はお客様を招いてクリスマスパーティーを催しました。娘のマリーもその兄のフリッツも、毎年このパーティーをとても楽しみにしていました。
子供も大人も大勢集まり、パーティーもたけなわ、マリーの名付け親であるドロッセルマイヤーおじさんがやってきます。この風変わりな老人は、手品を見せてくれたり大きな自動人形を動かしてくれたり、いろいろと子供たちを楽しませす。

クリスマスパーティー イメージ女の子達がプレゼントの可愛いお人形で遊ぶ中、マリーはなぜかおじさんの持ってきてくれた奇妙でみにくいくるみ割り人形に心ひかれます。しかし、楽しい時間は早く経ち、気がつくと子供たちはおやすみの時間そして、パーティーもお開きとなりました。

シーンと静まり返った客間に興奮さめやらぬマリーがひとりおりてきます。
もう一度あのくるみ割り人形を見たかったのです。そっとくるみ割り人形に近づき「おやすみなさい」を言うと、マリーは、そのまま深い深い眠りに入っていきました。

 
戦争 イメージ◆戦 争◆
と、その時です。いつもの部屋が急に大きくなり、マリーはおどろきます。
大きなねずみがそこらじゅうを走り回り、マリーのお気に入りのくるみ割り人形に襲いかかろうとしているのです。そこへ、フリッツのブリキの兵隊が応戦し、大戦争がはじまってしまいます。
とうとう7つの頭を持つねずみの王様が勝利をおさめそうになったとき、マリーが勇気をふりしぼって、その気味悪いねずみの群れにスリッパを投げつけました。
すると、おどろいたことに、ねずみ達はたちまち消えうせ、くるみ割り人形のかわりに本物のハンサムな王子様がマリーの前に立っていました。
 
戦争 イメージ
 
雪の女王 イメージ◆雪の国への旅◆
王子様は、マリーの無欲で勇気ある行動のごほうびとして雪の国へ案内してくれるのでした。
4匹のとなかいの案内でやってきた真っ白な雪の世界。マリーは、ここで美しい雪の女王に出会います。
 
雪の国 イメージ◆雪の国◆
雪の女王とふわふわとかわいい雪の精たちがマリーを歓迎し、踊ってくれました。
そのとき急にマリーの体がふわりと浮き上がります。
おどろいてふり返ると、大きな雪だるまがマリーを抱えて一緒に踊りだしたのです。
楽しい時間をすごし、雪の女王に別れをつげたマリー。
次に王子は、お菓子の国へと案内してくれるのでした。
 
雪の国 イメージ