2001年 第26回宮下靖子バレエ団クリスマス公演 「ドン・キホーテ」 (2)

【第1幕】
バルセロナの広場

バルセロナの町の広場は、明るい太陽と人々の活気に満ちあふれています。
町の宿屋の看板娘キトリと床屋のバジルは恋人同士。今日もキトリの友人や仲間達と楽しく踊っています。
そこにやって来た、キトリの父親ロレンツォと金持ちだけれど間抜けな貴族のガマーシュ。
ロレンツォはキトリを金持ちガマーシュと結婚させたいと思っているので、当然バジルとの仲を邪魔します。でも、キトリはキザで間抜けなガマーシュが大嫌い。みんなもガマーシュをからかいます。

そこに、人気者のエスパーダを先頭に、踊り子メルセデスと闘牛士たちが登場し見事な踊りを披露します。

エスパーダは、このジプシー女を愛しているのですが、結婚などに興味の無いメルセデスは、自由奔放に振るまい皆を誘惑します。

その賑わいのなか、ドン・キホーテとサンチョ・パンサが広場に到着します。キトリをひと目見たドン・キホーテは自分の探し求めているドルシネア姫だと思い込み、夢見心地で踊りだします。
このすきをぬってキトリとバジルは広場を逃げ出してしまいます。