2014年12月14日(日)
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール
第39回宮下靖子バレエ団クリスマス公演 深川秀夫版「白鳥の湖」(全幕)
見どころ
本来「白鳥の湖」は、一人のバレリーナが「白鳥」と「黒鳥」という対照的な2役を踊り分けるのが見どころといわれていますが、深川版「白鳥の湖」は白鳥オデットと黒鳥オディールが同時に舞台に立ち、ふたりの女性の葛藤をリアルな演技で踊りこなすという演出になっています。今回は「黒鳥・オディール」役に当団プリマ・井澤照予、「白鳥・オデット」役に新人・石塚あずさが挑戦します。
また、通常の全4幕を1幕2幕、休憩、3幕4幕という通し上演で構成されているところも大きな特徴でしょう。特に4幕の演出は手に汗をにぎる今までにない迫力で、感動のフィナーレへと導いていきます。
チャイコフスキーの名曲とダイナミックな演出とシャープな振付で定評のある深川秀夫ワールドが織りなす美しい世界は、クリスマスの夜、あなたの胸をきっと熱くしてくれることでしょう…。
オディール
井澤 照予
王子
楊 在恒
オデット
石塚 あずさ
構成・演出・振付
深川 秀夫- ’69年 モスクワ国際バレエ・コンクール、銀賞・ニジンスキー賞受賞。’70年 ヴァルナ国際バレエ・コンクール第2位銀賞受賞(第1位なし)。’71年 シュツットガルト・バレエ団入団、その後ミュンヘン国立オペラ・バレエ劇場エトワールとなる。’80年 帰国。以来演出・振付を手がけ年間4・5本の新作を発表。’05年 ジョンクランコ(シュツットガルト)バレエスクールの依頼を受け「グラズノフ・スィート」を振付ける。’08年橘秋子賞特別賞を受賞。’10年ジャクソン(USA)、ヴァルナ(ブルガリア)、’14年ジャクソン(USA)にてコンクールの審査員を務める。